きょうの一歩 【難病を抱える息子きょうちゃんとの日常】

難病を抱えて生まれてきた息子、きょうちゃんとのちょっと変わった家族の日常とこれまでの歩み

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【実録レポート!】実際に育児休業を取得した家族が感じた、育児休業を取得するメリット・デメリットと父親への偏見

 

夫が育児休業を取得!1年3か月を共に過ごして感じたメリットとデメリット、反省点、偏見について解説します!

 2019年4月1日。

みなさんにとってどんな意味をもつ一日でしたか?

 

わたしも楽しみにしていた、新メンバーによるEテレの番組がスタートする日?新元号発表の日?エイプリルフール?それとも仕事始めの一日でしょうか。

 

わたしにとっての4月1日は…

 

夫の職場復帰の日です!!!

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 夫は本来育児休業を取得する予定ではありませんでしたが、息子のきょうちゃんに病気が発覚してから、急遽取得することにしてくれました。休まざるを得ない状況であったのも事実ですが、急な申し出に快くお休みをとらせてくれた夫の職場には感謝しかありません。

 

きょうちゃんが生まれてから、有休消化、育児休業等を活用し、夫が休んだ期間!

 

なんと1年3か月!!!!!

 

まだまだ夫が育児休業を取得することは多くないようですが、夫にとってもわたしにとっても休んでよかったと思えるポイントがたくさんありました。もちろんデメリットもありましたが、デメリットに比べてメリットの方がたくさんありますよ!

 

この記事は実際に育児休業をとってどうだったか、1年3か月もの長期間にわたって休みをとった夫がまとめたこと、話し合ったことを元に書きました。

 

少し特殊な状況なので(息子が病気で入院が多かった等)参考にならないところもあるかもしれませんが、少しでもこれから育児休業を取得しようか(してもらおうか)迷っている方の参考になれば幸いです。 

 

また、育児休業中に夫やわたしが感じた「偏見」についても書きましたので、今以上に父親が育児をすることが当たり前になるように、知っていただけたら嬉しいです。

 

夫とわたし、それぞれ感じたメリットデメリットがありますので、夫目線、わたし目線で分けて記述します。

 

吹き出しでどちら目線なのかを表示していますが、ご覧になっている端末によってはうまく表示されていないかもしれません。そのため、文末に(夫)、(わたし)と記述しておきます。スマートフォンでご覧になっている方にとっては文字も細かくて読みづらくなっているかもしれませんが、どうぞご了承ください。

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 育児休業を取得してよかったところ(メリット)

子どもの成長を一つ一つ見れたこと

初めて声を出して笑う、初めての寝返り、初めてのパパママ、初めてのお座り、ずり這いなど一瞬で一度の感動はたまらんね。泣くレベル。泣かないけど。(夫)

 
子どもの細かな好みがわかったこと

一日を通してずっと様子を見ていると、どんなおもちゃでどう遊ぶのか、何をすることが好きなのか、何ができないのか…息子の細かな好みなんかがわかる。そうすると、こんなおもちゃを買ってあげたいとか、どこどこに連れて行ってあげたいという気になる。(夫)

 

その話を聞いて、わたしの父はわたしの弟が小さい時に

「絶対これは気に入るぞ!」

と母の反対を押し切って列車のおもちゃをクリスマスプレゼントに買ったら弟にギャン泣きされた話を思い出しました。父は育児にほとんど関わらなかったからなあ…。

 

育児の大変さを知ることができたこと

食事、洗濯、掃除をしながら子どもの相手はとてつもなく重労働だと気づいた。 まず、赤ちゃんを見てる時は緊張感がすごい。怪我しないようにとか、寝返りして戻れなくならないかとか、吐かないかとか。よって他のことしながら見るとかは、結構上級者。自由な時は子供が寝てる時くらいだし、それもタイミングはバラバラ。一人で風呂入ってフーとか気の休まるタイミングはほぼない。それを一人でやってきた人ややってる人はタフだなと思う。自分は3日でギブする自信がある。しないけど。 仕事の方が楽だわ。本当。休み時間決まってるし、飯食う時間はあるし。やってないとわからないだろうけど、やったらわかる。時給じゃ測れないこともある。妻には頭上がらないし、足向けて寝れない。上がるし、寝れるけど、感謝してる。(夫)

 

役割分担することで負担を減らすことができたこと

わたしは朝担当、夫は夜担当で、その時間帯は主に担当が中心になって面倒をみることで、それぞれがしっかりと休むことができました。うちの場合は医療的ケアが必要で、息子が寝た後もミルクの注入などやらなくてはいけないことがあったから、担当を決めたことでメリハリもつき負担も減ってよかったと思います。(わたし)

 

市役所の手続きや通院、買い物の負担が減ったこと

 息子は難病指定されている病気のほか、いくつかの疾患を抱えており、通院しなければならない科は10を超えています。大きな病院にかかっているので家から距離がある上、多い時には週3回病院にいかなければならないこともあったのですが、毎回夫が車を出してくれて本当に助かりました。 市役所へ申請しなければいけないこともたくさんあったのですが、(障がい者手帳の交付、小児慢性特定疾患の医療費助成などなど)役所関係は全て夫が請け負ってくれたので、その間は家で息子とのんびり過ごすことができました。 買い物も平日の比較的人が少ない時間に行くことでかかる時間も負担も減らすことができました。(わたし)

 

息子の入院中の面会では、どちらかが必ずいることができたこと

面会は毎日2人で行きました。一日も片方だけという日はありませんでした。なので、トイレに行ったりご飯を食べたりするときも一人ずつ行くことで、どちらかは必ず息子のそばにいることができました。特にわたしは7か月頃まで毎日搾乳をしていたので、搾乳のためにそばを離れなくてはならないときが多々あったのですが、その間はずっと夫が付いていてくれたので安心して搾乳することができました。息子がご機嫌で起きているのに一人にすることって本当に心苦しいんですよね。(わたし)

 

話し相手がいたこと

常に一緒にいて、同じくらい息子のことを見ていたので、細かなことを相談することができるし、何より話し相手がいることがありがたかった!息子の病気や現実を受け入れられなくて不安定なときもそばにいてくれていつも支えになってくれました。うまくいかないことも多かったけど、弱音を吐けば受け止めてくれる相手がいるだけで気が楽になりました。(わたし) 

 

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育児休業を取得してよくなかったところ(デメリット)

金銭面の不安があったこと

僕のところは始めの半年間は給与の7割、その後は5割がもらえることになっていた。でも子どもが1歳の誕生日でいつから育児休業を取得したかに関わらず手当は無しになった。そして市税や県税はその中から支払わなければならないから、手取りはさらに減る。キツイよ。子どもが1歳3か月まで休むことになっていたので、手当がもらえない4か月の間はほぼ無収入になってしまった。貯金を切り崩しながらの生活だった。(夫)

家族以外の関わりが少なかったこと

育児してるし、家族親戚以外の関わりがかなり減る。世界が閉塞してるのは時にツライ。日々の大きな変化は子どもの成長以外無かったかな。(夫)

 

ずっと夫婦で一緒に行動していたので、閉鎖的な印象はありました。面会時や付き添い入院の際にはお母さん同士で話している姿をよく見ましたが、うちは常に夫が一緒だったので、周りの方との交流がなかなかできませんでした。周りから見ても、話しかけづらかっただろうなと思います。(わたし)

 

育児休業が開けた後の不安

今まで買い物や通院の外出も二人で、夫が出かける時は一日ほとんど一人で見るということもあったしできたけど、それも連続して2日ということはありませんでした。何をやるにも一緒で非常に助かった反面、夫が職場復帰してからの新生活のギャップがすごそうだと思いました。恥ずかしながら一人で息子をバスに乗せたことも病院に連れて行ったこともなかったもので…。(わたし)

 

  

びびりまくりです。ちなみにこの後一人で息子をバスに数回乗せて出かけました!

 

 

よかったよかった。明日は初めて息子と二人で病院から自宅まで交通機関で帰ります…!(行きは車なのだ)

何事もなく帰ってこれますように。

 

育児休業を終えて、振り返ったこと(反省点)

 時間を有効に使うことができなかった

僕のことですが、時間があった故に無駄な使い方をしてしまった。朝寝たいだけ寝たり(11時とか12時とか…)、携帯ゲームに時間を費やしたり、いまいち無駄な使い方をしてしまったという印象がある。(夫)

 

それぞれがもっと一人の時間をつくればよかった

わたしや夫がそれぞれの友達と遊んだり予定があるときはお互いに任せて外出することはありましたが、基本的に予定があるとき以外は3人で過ごすことが多かったので、もっとそれぞれがふらっと出かけてもよかったのかなと思いました。(わたし)

 

 

育児休業を取得して感じた、育児は母親がしているものだという偏見

入院の説明のために看護師に呼ばれたとき、妻は息子のオムツ替えに行っていた。だから説明は僕が聞くと言っているのに、お母さんを待ちましょうと言われ話が進まない。普段の生活の様子を聞きたいからと言われたけど、僕もずっと一緒にいる。僕でも分かりますよと言っているのに、看護師はお母さんが来てからの一点張り。お父さんは一緒にいる時間が少ないだろう、それなのにわかると言っている、とか看護師は思っていたのかもしれない。平日の日中に病院にいる僕に対して全く育児休業中の可能性を疑わず、育児は女性がしているものだという偏見がまだまだ根強いなと感じた。(夫)

 

夫に「育児休業を取得していてずっと様子を見ているので僕でもわかりますよ。」とか説明すればよかったじゃないと言ったら、「僕でもわかるって言ってるんだから育児休業を取っているとかいう必要はない。僕でもわかるという事実は伝えた。」だそう。

ほんとに理屈っぽいというかなんというか、も~~~。

 

病院側の都合で必ず母親から日常の様子を聞かなきゃいけないというきまりでもあったなら申し訳ないですが、それなら説明してくれてもよかったですよね。

 

息子が入院中、2人で面会していたときのことです。看護師さんが来た時、夫もその場にいるのに、「お母さんはどうしますか。」「お母さんの都合のいいときに〜しましょう。」というように、ずっとわたしに対してばかり聞いてくる人がいました。夫も毎日一緒に来ているのわかってるはずなんですけどね。夫は苦笑いでした。こういう人は一部ではありましたが、やはり育児は母親中心で行うものだという考えが根底にあって、父親を無視するような対応をしてしまっているのかなと思いました。(わたし)

 

ただ…こういう経験をしたわたしですら、育児はどちらかというと母親が中心にやっているのは事実あるだろうなと思ってしまいます。わたしは授乳はできなかったけれど、授乳は母親にしかできないし、出産のために必ず休暇を取るのは母親であることに変わりはありませんからね。

 

実際のところはどちらかが中心にやっているかが問題なのではなく、父親は育児にあまり関わっていないのだろうなという思い込みで行動するのはよくないと思いました。

 

そういう世間の態度が父親の育児参加の意識を削いだり、機会を減らしたりすることに繋がりかねないですからね。

 

終わりに

メリット、デメリット、反省点や育児に対する偏見について感じたことについて書きました。いかがでしたでしょうか。

 

夫は育児休業を取得して本当によかったと言っています。わたしも取得してくれて本当に感謝しています。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

最後に一つだけ…結構重要ですよ(ぼそぼそ)

24時間一緒に生活することになるので、それなりにストレスを感じる人もいるかもしれませんね。わたしたちは一緒にいても疲れることはありませんでしたが、その点も多少考慮した方がいいかもしれません。

 

特に育児に対しての考え方や姿勢が異なる場合は要注意!

 

やることなすこと見られているし、見てしまうので、

(なんで○○してくれないの~!)

(テレビ長時間見せないで!)

(見てるって言ったのに一人遊びさせてばっかりで全然構ってないじゃん!)

なんて不満をもってしまうともやもやが溜まってストレスになりかねません。

 

…これは一例ですよ?ただの例です。決してわたしのことじゃありませんよ!違いますってば!例ですよ例!

 

ご夫婦でしっかりと育児の姿勢や役割分担などを話し合い、それもふまえた上で育児休業の取得の是非を決めることをおすすめしますよ。

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