きょうの一歩 【難病を抱える息子きょうちゃんとの日常】

難病を抱えて生まれてきた息子、きょうちゃんとのちょっと変わった家族の日常とこれまでの歩み

ブログタイトル

先天性疾患のある赤ちゃんの出産当日のお話③「きょうちゃん誕生!そして発覚した3つ目の疾患『鎖肛』」

 

きょうちゃん誕生!そして発覚した3つ目の疾患「鎖肛」

ぞくぞくと集まってきた医師と看護師

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よくテレビなどで見る出産シーンのように準備が整えられ、いざ出産!いきむぞ~!

という段階に来て、助産師さんひとりだったのが小児科医や看護師の方々も続々とやってきて総勢5、6人に!(記憶が曖昧)

 

何かあったときに対応できるように平日の医師や看護師が揃っているときに出産しましょうとは言われていたけど、産む時点でこんなにたくさん来てくれるのかとびっくりしました。

 

いきむ許可が出た!いよいよ生まれる…!

「陣痛が来たら痛みのピークのときに強くいきんでください!」

そう言われる前から我慢できなくていきんでしまうくらいには体がいきみたくて仕方がなくなっていたようなので、すぐ言われた通りにすることができました。

 

破水する

数回繰り返すと…ここに来てやっと破水しました!水が入った袋がぱーん!と派手に破裂したような感じ。お腹の赤ちゃんにとっては破水が遅い方がよかったようなので、よくここまでもったねと褒められました。

 

会陰切開

わたしとしては全力で、これ以上できないというくらい力一杯いきんでいるつもりだったのですが、いきむ力が足りないのか?

夫曰く、医師たちの(こりゃだめだなあ…)という雰囲気がすごかったようです。笑

 

「少し切ります。」

と聞こえ、生まれるならどうぞどうぞ切ってくださいと。当日まであんなに恐れていた会陰切開に対して恐怖の感情を微塵も抱きませんでした。余裕の無さってすごい。出産は驚きの連続です。 

 

そしてその会陰切開ですが、何も感じませんでした。

え?切ったの?という感じです。麻酔されたかされてないのか覚えていないのですが、痛みも何も感じないってどういうこと…。出産は驚きの連続です。(わかったから)

 

 酸素マスクをつける

会陰切開をしてもなかなか出てこなくて、わたしの呼吸が苦しくなってきた様子からお腹の赤ちゃんも苦しくなる!と判断されて酸素マスクをつけられました。

 

(わー酸素マスクとか初めて~)

と考えている間にも陣痛は繰り返し、

 

いきんで

 

いきんで

 

いきんで…

 

「いきまないで!!!」

 

そんなこと言われてもいきなりじゃすぐには止められない〜!なんとか力を抜き、助産師さんたちが慌ただしく動き出して、遂に、遂に…!!

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〈21:42〉きょうちゃん誕生!

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「おぎゃぁぁ!おぎゃぁぁ!」

と、泣く声が聞こえました。

 

声を聞いて、生きてる!生きてる!と感極まりました。夫もお疲れ様、ありがとうと喜んでくれました。

 

体重2860グラムの男の子、きょうちゃんの誕生です!

 

きょうちゃんのケアをしてくれている小児科医の先生に、唇と心臓以外に何かありますか?と聞いたら、

「見たところ他には無さそうですね。」

と。それを聞いて心底ほっとしました。

 

すぐに検査に連れて行かれると思っていましたが、少しだけカンガルーケアをさせてもらえることに!

胸の上にタオルでくるまれたままのきょうちゃんが乗せられて、初対面。

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言われていた通り、きょうちゃんから見て右側の唇に割れ目がありました。(エコー検査すごい)

 

「あら〜おくちわれちゃってるねえ。」

そう口では言いながらも、かわいくてかわいくて仕方ありませんでした。すっぽりと腕の中におさまるきょうちゃんが愛おしくて笑顔が溢れました。

 

小さくてあたたかくて、動いて、生きていることがとても嬉しかったです。

 

そして、幸せな抱っこの時間はあっという間に終わり、きょうちゃんは検査のために別室へ連れて行かれました。

 

残されたわたしは出産後の処置を受けながら、大したことないといいね、早く会いに行きたいね、と夫と喜びを分かち合っていました。心配はありましたが、それよりもきょうちゃんが元気な産声をあげて生まれて来てくれたことへの喜びでいっぱいでした。

 

しかし、それからしばらくして、戻ってきた小児科医の先生から喜びでいっぱいのわたしたちに思いもよらない検査結果が告げられたのです。

 

 鎖肛が発覚、緊急搬送

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「申し訳ありません…先程は気づかなかったのですが、

お子さんにはお尻の穴がありませんでした。鎖肛という生まれつきお尻の穴が無い病気です。

胎便を出すことができないと苦しくなってしまうので出口を作らなくてはならないのですが、ここではその手術ができないので、

これからD医療センターへ緊急搬送します。

 

ええ…。 

 

出産当日のお話【完】

 

鎖肛についてはこちらの記事をご覧ください。

www.kayarimo.com

 

終わりに

わたしの出産話に長々とお付き合いをありがとうございました!

「妊娠中、赤ちゃんの心臓に~」を含め、「先天性疾患のある赤ちゃんの~」と過去にさかのぼって書き進めて参りました。

しかし書きながら(これ…需要あるのか…?)とわたし自身疑問を抱きながら書いておりました。笑

書き始めた辺りでは、凝り固まった思考から順番に書き進めなければと思ってそうしてきましたが、必ずしもそうする必要はありませんよね。

今後は自由に好きなように書いていきたいと思います!

 

あ、でもこの後の話とか、過去話も需要があれば書こうかな。(無くても書くかもしれませんが笑)

 

里帰り先の北海道から神奈川県の病院まで医療用ジェットで転院した話とか、PICUの愉快な医師と看護師たちの話とか、どうでしょう…?うふふ。

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